【分かりやすく解説】アイスクリームの無脂乳固形分と乳脂肪分ってなに?

こんにちは、アイス大好きあまと(@amatoful)です。

アイスクリームの成分表示によく記載されている無脂乳固形分乳脂肪分という言葉。

それぞれのアイスクリームに含まれている量によってアイスクリームの名称が変わっていくんです。

あまと
当記事ではこの無脂乳固形分と乳脂肪分について詳しく説明していきます。

僕は以前、幅広いスイーツの知識をつけるスイーツコンシェルジュの試験を受けたんですが、その試験にも出てくるほどスイーツの基本的な知識になります。

そのためスイーツ好きであれば覚えておいて損はないかなと思っています。

では早速ですが、そのアイスクリームに含まれる成分である無脂乳固形分と乳脂肪分について説明していきますね。

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目次

アイスクリームの無脂乳固形分と乳脂肪分ってなに?

冒頭でも話しましたが、アイスクリームの成分には無脂乳固形分と乳脂肪分というものがあって、この2つの含まれている量によってアイスクリームの名称が変わってくるんです。

まずはこの無脂乳固形分と乳脂肪分についてそれぞれ見ていきましょう。

牛乳に含まれる成分について

無脂乳固形分と乳脂肪分は牛乳に含まれる成分です。

牛乳は約88%の水分と乳固形分からつくられます。

その乳固形分の中に無脂乳固形分と乳脂肪分が含まれます。

図で表すと以下のようになります。

牛乳に含まれる成分の図

こんな感じです。

あまと
牛乳は大きく分けると上記の図のような成分からなるんですね。
牛乳の成分をあらわす式
牛乳=水分+乳固形分
※乳固形分:(無脂乳固形分+乳脂肪分)

これが牛乳に含まれる成分についてです。

無脂乳固形分

無脂乳固形分は、乳固形分の中に含まれる成分ですね。

上でも説明しましたが、牛乳というのはほとんどが水分で約88%が水分です。

この水分以外の約12%のうち乳脂肪分を抜かしたものを無脂乳固形分といいます。

あまと
要は牛乳の水分と乳脂肪分以外のところですね。

また無脂乳固形分は栄養価が高く、「たんぱく質・炭水化物・ミネラル・ビタミン」を含んでいます。

牛乳に含まれる栄養素のうち、ほとんどがこの無脂乳固形分に含まれています。

無脂乳固形分まとめ

  • 牛乳から水分と乳脂肪分を抜かしたもの
  • 栄養価が高い

乳脂肪分

乳脂肪分も乳固形分の中に含まれる成分の1つです。無脂乳固形分の説明から分かるかもしれませんね。

牛乳から水分と無脂乳固形分を抜かしたものになります。

あまと
牛乳は「水分+無脂乳固形分+乳脂肪分」という式ができましたね。

乳脂肪分は牛乳の風味の部分に関係しています。量が多いほどアイスクリームにコクが出てきます。

また、製造の工程で小さく砕かれるため消化吸収が良いという特徴もあります。

乳脂肪分まとめ

  • 牛乳から水分と無脂乳固形分を抜かしたもの
  • 牛乳の風味に関係しており、消化吸収が良い

乳固形分と乳脂肪分によるアイスクリームの分類

早速ですがアイスクリームにも分類があるのはご存知ですか?

アイスクリームといったりラクトアイスといったりシャーベットといったり、それぞれの言葉は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

このそれぞれ名前が変わるのは、実は乳固形分と乳脂肪分の量によって決まるんです。

注意
無脂乳固形分と乳脂肪分ではなく、乳固形分と乳脂肪分なので注意してくださいね。

ではアイスクリームの分類をあらわす表を下に記載します。

種類 乳固形分 乳脂肪分
アイスクリーム 15%以上 8%以上
アイスミルク 10%以上 3%以上
ラクトアイス 3%以上
氷菓(シャーベット) 3%未満

※表の青い部分の3つはまとめてアイスクリーム類とも呼ばれます。

上記の表の通りでして、まずは乳固形分の量で判別されます。そして乳固形分が10%以上であれば乳脂肪分の量も判断されて分類が決まります。

補足
例えば乳固形分が15%で、乳脂肪分が8%であればアイスクリームですね。
そして、このとき無脂乳固形分は7%となります。

特に上3つの青い部分はアイスクリームとも呼ばれてまして、基本的にはこちらの方が多いですかね。

あまと
いちいち乳固形分を気にして「ラクトアイスが食べたい」なんて言わないですよね。生活ではアイスクリームか氷菓(シャーベット)の2つくらいで分けられることが多いです。

この2つ値によってアイスクリームの種類が変わるので興味のある方は覚えておいてください。

アイスクリームの種類ごとの身近なアイスを紹介

アイスクリームの分類は上記の表で説明しました。

では市販で発売されているアイスの中でどのアイスがどの種類に含まれるのか気になる方もいるかと思います。

また身近な商品で説明すれば、アイスクリームの種類がどんなのかイメージがつきやすいです。

なので身近なアイスを例にアイスクリームの種類を説明していきますね。

補足
気になる方は商品画像をクリックすれば商品ページに飛ぶことができますよ。

アイスクリーム

アイスクリームで有名なアイスは「ハーゲンダッツ・レディボーデン」です。

濃厚な分、ちょっと市販のアイスクリームの中では少しお高めな値段設定となっていますね。

ハーゲンダッツ

市販のアイスクリームの中でも濃厚な分、少しお値段のはるアイスです。

ちょっとしたご褒美や贅沢に向いていますね。

レディボーデン

こちらも言わずと入れたアイスクリーム。

ハーゲンダッツと並んで市販のアイスの中ではプチ高級ですね。

アイスミルク

アイスミルクで有名なアイスは「MOW・雪見だいふく」です。

アイスクリームとラクトアイスの中間で、値段としては高くはないが量が少し少なめでつくられたりしています。

MOW

MOWはお手軽に買える市販のアイスの中では濃厚なので人気定番商品ですね。

バニラが食べたくなったときにMOWは間違いなく選択肢に入るでしょう。

雪見だいふく

もちもちの食感がウリで女性から好評の定番アイスですね。

中も濃厚で言うことなしの大人気商品です。

ラクトアイス

ラクトアイスで有名なアイスは「スーパーカップ・爽」です。

乳固形分が少ない分「植物性脂肪」が多く使われており、安くて量が多くコストパフォーマンス抜群につくられる。

スーパーカップ

アイスの中で定番中で定番です。

通年人気トップに君臨するほど人気で、量も味も満足度高めのおすすめアイスです。

バニラのアイスと微量の氷菓子を組み合わせた夏向けのバニラアイスです。

スッキリした味わいが特徴ですね。

氷菓(シャーベット)

ラクトアイスで有名なアイスは「ガリガリくん・アイスボックス」です。

夏に食べると体温がスッと下がるので暑い時期に食べたくなりますね。

ガリガリくん

氷菓子の定番中の定番でお値段もお手頃で文句なしの人気アイスです。

夏の暑い時期は気づいたら食べてますよね。

アイスボックス

こちらも暑い時期に流し込んでたべたくなるくらい定番ですね。

程よいグレープフルーツの味が口の中をスッキリとさせてくれます。

アイスクリームの無脂乳固形分と乳脂肪分ってなに?|まとめ

アイスクリームの無脂乳固形分と乳脂肪分についての詳細と、それによって分類されたアイスをそれぞれ紹介しました。

牛乳は水分と乳固形でつくられていて、乳固形分の中に無脂乳固形分と乳脂肪分が含まれているんですね。

あまと
牛乳=「水分+無脂乳固形分+乳脂肪分」でしたね。

そしてこの含まれる量によって以下のアイスとして分類されます。

  • アイスクリーム
  • アイスミルク
  • ラクトアイス
  • 氷菓子(シャーベット)

分類も大事ですが、濃厚であれば必ずしも美味しいのかと言われると人によって違い、何よりも食べてみて合うか合わないかです。

ぜひ色んなアイスを食べて「これだ!」というアイスを見つけてください。

どうも、あまと(@amatoful)でした。

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